クローム鞣しとは?クローム鞣しバッグの魅力と特徴

 

日常の中でバッグとは必需品の一つです。外出時に荷物を入れるという役目だけではなく、特に女性にとってはおしゃれの一部としてなくてならないアイテムの一つであると思います。その中でも革バッグと聞くと、長く使えるいいものというイメージが印象に強く残ります。上質でスタイルを選ばず、そして長い期間使い込むことで味わいや風合いが出てくる革バッグは人の歴史を刻むアイテムでもあるのです。

 

しかしながら革バッグと一言で言いますが、種類や製法にはいくつかあり、また革の素材も数多くあります。染料の仕上げ方法でも随分と革の表情は変わってしまうので、自分がどのように使っていきたいかで選ぶことも重要です。そのような中で、クローム鞣しという製法は今の主流の方法となっています。

 

鞣しとは革の加工法の一種です。革は元は動物の皮であり、皮となったとたんに固くなってしまったり、腐敗してしまったりと革としては使えなくなってしまいます。そこで皮を素材の革として加工するために、鞣すのです。薬品などを使い、動物の皮に含まれるたんぱく質や脂質を変質させたり変化させることで、耐久性や耐熱性を引き出したり、柔らかく扱いやすい革へと変化させるのです。

 

クローム鞣しはクローム化合物という鉱物から取れる物質を鞣し液として使う方法です。これで皮を鞣すと、とても柔らかくなめらかな表面の革になるのが特徴です。また弾力性が高くとてもふわふわした革になります。その上、伸縮性や耐久性にも優れていて、なにより傷がつきにくいという特徴があります。

 

この他にも、クローム鞣しの革は薄く伸ばすことが出来、軽い革を作ることが出来るので、革バッグのみならず、その製品用途は多岐に渡ります。。このような利点もさることながら、それ以外にも大きな特徴はタンニン鞣しと比べて鞣す期間が短くすむということです。タンニンという植物から取れる物質を利用したタンニン鞣しは、自然な風合いが楽しめるのが特徴ですが、鞣す期間が2週間から数カ月もかかるのです。

 

それに比べて、クローム鞣しは数日で完了するので製造のコストが低く、また薄く伸ばせるので生産性も高いのです。このように多くの利点により、現在の革バッグのほとんどがこのクローム鞣しが主流なのです。唯一の弱点は耐水性に強いものの、水を吸収してしまうと乾燥するのが遅いということです。その弱点を克服するには防水加工をするのが一番です。表面に防水スプレーするだけでは実はあまり効果がないのです。

 

革自体に防水剤をしみ込ませる方法が一番革を長持ちさせる方法です。コストはかかりますが、長く使える革バッグを更に長持ちさせることが確実に出来る方法なのです。